178/999 GBA02246 但聞 響 ALL FET 完全対称プリ型ヘッドフォンアンプ
( 9) 95/09/19 01:30 コメント数：1

　みなさんも良くあることだと思いますが、パーツが手もとに来ると、なんとなく
いじっているうちにアンプが出来てたりするもので、出来てました (^_^;;。
　単に 2N5465化2SK79ヘッドフォンアンプの改造のつもりだったのですが、#169の
★撮り人さんじゃないですけど、フラットアンプ基盤一枚なら、古い基盤をさわる
より、新たに組んでしまった方が簡単なわけです（それも超シンプル完全対称プリ
の部品点数は超少ないですから）。

　今回はトランジスタのオリジナルと比較がしたかったので、基本的には全く同じ
回路にしました。
　で、電源もおなじで＋－１５Ｖなんですが、これはちょっと問題があるわけです。
あの回路で２段目に2SJ72をもってくると耐圧25Vですから、ちょっと足りない(;_;)。
まあ、抵抗による電圧降下に期待して、たいていこのくらいはなんとかなるもので
すが、ちょっと気持ちが良くない・・・・・・。と、いうことで窪田氏の使ってい
る2SJ109が福岡の街でもありましたので、これを使うことにしました。 耐圧30Vで
すからぎりぎりではありますが。
　と、いうことで、どうせ金田式素子で揃わないということで、初段も2SK389にし
てしまいました。ちょっとIdssを測ったら2SK389は4mAくらい、 2SJ109は11mAくら
いでした。完全対称型アンプの初段と二段に使うにはちょうど好適・・・って、組
んで売っていたわけじゃないけど、これって、普通は窪田さん式でコンプリに使う
ものじゃないの(^_^;? なに?、このばらつきは(^_^;;・・・・って良く見たらラン
クがGLとV、はぁ (^_^;;、どういう仕入れしているんじゃこの店は・・・・っと、
とととと、れれれ、2SJ109は両方のランクが入り混じってる・・・・ま、使う本数
より十分多く買ってきたからいいけど。ごた混ぜにして売るなよ～、もう(^_^;;。
　さて、それで出力段。単電源で行くとなると、あれっきゃないですよね。2SK214
と2SK79を組み合わせて、窪田式V-FET使用法をやりました。2SK214単独使用は金田
教祖によって否定されていますから、問題の電源変動対策を兼ね、かつ意中の素子
2SK79を使うとなると、ほかの方法は思いつきません。
　あとは何の根拠もなく出力段を 10mA と決めて、二段目の共通ソース抵抗で調整
してやればできあがり～でした。

　さて、音は・・・・
　これが困った～。土曜には出来ていたのですが、音が未だにはっきりどうこうと
言えない状態です。と、いうか、エージングが進むにつれて、FET 版の音がトラン
ジスタ版に極めてよく似てきてしまったのです。もうこうなるとやはり、DCマイク
かな～。はっきり言って、良い音源がほしい。FET とトランジスタの違いはあるの
ですが例えば、こんな感じです。「あ、今、トランジスタ版では聞こえない音が聞
こえたような気が・・・・が、まてよ、これは分解能が高いというよりはトランジ
スタ版では再生できていた間接音が出てないためにその中に埋もれてたものが聞こ
えただけじゃないのか・・・・いや、それももやもやとも言えるし・・・・う～み
ゅ、どっちがより細かい音まで再現していることになるのか・・・・どう聞こえる
のが正しいのか、このCDの録音・再生状態じゃわから～ん!!」といったところでふ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　但聞 響

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